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産業・経済 社会・全般
2010年10月13日(水)9:00

「牛汁三昧」を発売/JAおきなわ

宮古牛ブランド化に拍車

会見で牛汁三昧を発表する関係機関代表=12日、宮古島市役所平良庁舎

会見で牛汁三昧を発表する関係機関代表=12日、宮古島市役所平良庁舎

 JAおきなわなど関係機関は12日、宮古牛と宮古みそを使用した新商品「宮古島んま牛の牛汁三昧」の発売を開始した。繁殖供用を終えた宮古牛を使用する商品で、販路の拡大によっては宮古牛のブランド化に拍車がかかりそうだ。コープおきなわやAコープなどで1袋(380㌘)498円で販売、順次販路を拡大していく。販売目標は年間10万食。


 牛汁三昧は、コープおきなわがジョイント役を務める中、市、JAおきなわ、宮古和牛改良組合、クラウドシティー、沖縄ホーメルが1年近く試行錯誤して開発した農商工連携型商品。宮古牛、ダイコン、ニンジン、昆布を宮古みそと煮込んだなじみの牛汁で、温めるだけで手軽に食べることができる。

 同日午前、下地敏彦市長やJAおきなわの長濱哲夫常務理事らが市役所平良庁舎で会見を開き、新商品の発売を報告した。

 下地市長は「子牛だけでなく成牛も良いということを広く県民や国民に訴えたい。この牛汁は自信を持って皆さんに提供できる」と強調。JAおきなわの長濱常務理事は「繁殖供用を終えた牛を適切な値段で取り引きすることで、宮古地区において母牛の更新が進むことが期待される」と話し、商品開発による相乗効果を期待した。

 沖縄ホーメルの桑江良一社長は「地産地消の観点から宮古牛と宮古みそを使った商品を開発できた」と地元産の良さを訴え。コープおきなわの比嘉勝美副理事長は「いろいろな方の思いを組み入れた商品。安心して食べられる商品の開発にかかわることができて感謝している」と話した。

 商品開発を受けて宮古和牛改良組合は「宮古んま牛」の有効利用を促進。組合を挙げて牛汁三昧など宮古牛商品の消費拡大を図る。
 牛汁三昧の売り上げの一部は、宮古島島内における植樹活動などに充てられる。


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