イオンモールがオープン/北中城村
県内最大級 開店前に1万1000人行列
【那覇支社】イオンモール(千葉県、吉田昭夫社長)が沖縄本島北中城村の米軍泡瀬ゴルフ場跡地に建設した大型複合商業施設「イオンモール沖縄ライカム」が25日、グランドオープンした。朝から家族連れなど約1万1000人が行列をつくり、午前9時の開店と同時に一斉に入場した。
オープニングセレモニーには、吉田社長や坊池学イオン琉球社長、翁長雄志知事、新垣邦男北中城村長らが出席しテープカットを行った。
吉田社長はあいさつで「地域に根差し沖縄の方や国内外の観光客が同じ空間で一緒に有意義な時を過ごせる、アジアを代表するリゾートモールを造って沖縄全体の発展に貢献していきたい」と抱負を述べた。
来賓を代表して翁長知事は「開業による雇用創出など県の経済活性化に寄与し、県内の米軍関係施設跡地の利活用事例として、新たな歴史を作ると確信する。観光客数1000万人を目指す県の観光振興にも大きく寄与する」と期待した。
イオンモール沖縄ライカムは、敷地面積17万5000平方㍍、5階建て店舗面積17万5000平方㍍で県内最大級のショッピングモール。ファッション関連や飲食店など沖縄初出店70店舗を含む235の専門店が入居。うち飲食店は約60店舗で計5500席を備える。4Kプロジェクターの映画館「シネマライカム」や容量約100㌧の観賞用大水槽、ホールなども設置された。イオングループ初のリゾートモールを打ち出し、地元客や沖縄を訪れる国内外の観光客ら年間1200万人の集客を見込んでいる。
開業したイオンモール沖縄ライカムは、米軍泡瀬ゴルフ場跡地の再開発を進める北中城村アワセ土地区画事業の一環。事業運営は地権者でつくる同土地整理組合が担い、今後、病院や住宅、公園造成などが計画されている。