クラシックの名曲を演奏/スプリングコンサート
バイオリンやチェロなどで
「春を呼ぶ弦楽の調べ」と題したスプリングコンサート(主催・同コンサート実行委)が29日、宮古島東急ホテル&リゾーツで開かれた。多くのクラシックファンが訪れ、バイオリンとチェロ、ビオラ、ピアノの編成での演奏会を楽しんだ。
バイオリンはモスクワ生まれで、札幌交響楽団やクロアチア室内合唱団、東京交響楽団チェンバーオーケストラなどを指揮しているグレブ・ニキティンさん、チェロは客演首席チェロ奏者として室内楽などの演奏活動に携わっているスウェーデン出身のベアンテ・ボーマンさん。そのほか、県内で活躍する女性バイオリニストらが出演。ビバルディの協奏曲四季より「春」、ボッケリーニの「弦楽五重奏曲ホ長調より」、マイナルディの「三つの日本の民謡」などを披露。格調高い演奏が聴衆を引き付けた。
拍手が鳴りやまない中、アンコールにも応えたメンバーはドボルザークの「スラブ舞曲」で演奏会を締めくくった。
ニキティンさんとボーマンさんは演奏の合間に流ちょうな日本語であいさつを行い、会場を和やかな雰囲気に包み込んだ。
宮古地区吹奏楽連盟の長濱隆会長は「各楽器の美しい音色を十分に堪能でき素晴らしいコンサートだった。特に後半のドボルザークのピアノ三重奏曲4番『ドゥムキー』とアンコールの『スラブ舞曲』には感動した」と話した。