市職員また酒気帯び運転/容疑で検挙 4月2人目
副市長あぜん「言葉もない」
宮古島市の50代の課長級男性職員が酒を飲んで車を運転し、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で警察に検挙されていたことが1日までに分かった。4月には、男性職員1人が酒気帯び運転の容疑で検挙されたばかり。長濱政治副市長は「あぜんとしている。言葉もない」と憤りを隠し切れない様子だ。
市によると、男性職員は4月27日夜、友人宅で飲酒した後、いったんは帰宅した。その後、知り合いから電話で飲酒の誘いを受け、目的地に車で向かう途中、警ら中の警察官に検挙された。
検挙された時間は28日午前零時すぎで、普段はあまり車が通らない時間帯だったため、不審に思った警察官が停止を求めた。
職員の呼気からは、基準値以上のアルコールが検出されたためその場で検挙したという。
この職員は4月30日に上司を通して、村吉順栄総務部長に文書で経緯などを報告した。
市はゴールデンウイーク明けにも市職員懲戒分限審査委員会(委員長・長濱副市長)を開き、職員の処分を検討する方針。
市職員の飲酒をめぐる不祥事については4月2日に酒気を帯びた状態で車を運転した52歳の男性職員が、検問中の警察から酒気帯び運転の疑いで摘発され、3カ月間の停職処分を受けている。
また、同月3日には、酒気帯び運転で逮捕された男が運転する原付バイクに同乗していた男性職員が見つかった。同職員について警察は結論を出していない。市は「警察の結論を待って対応する」としており、現在まで処分はされていない。