大橋開通で交流促進/んまりずまパーティー
聴覚障害者100人余が参加
伊良部大橋の開通を記念する「宮古島んまりずまパーティー」が4日、市内のホテルで開催された。島内外の聴覚障害者100人余が参加し、念願の伊良部大橋の開通を祝うとともに和やかな交流を深めた。
パーティーは実行委員会が主催。伊良部島や沖縄本島のほか関東や近畿地区で生活する人らが参加し、古里で交流を深めた。
はじめに実行委員長の与那覇恵良さんが「伊良部大橋が完成し宮古本島、伊良部島、下地島、池間島、来間島という五つの島がつながることができた。とても喜ばしいこと」と感無量の様子で話した。「このような聴覚障害者の交流の促進に加え、福祉が向上し、社会がさらに発展していくことを期待する」と述べた。
来賓出席した下地敏彦市長は「伊良部大橋が開通したことで、伊良部の人、宮古の人、そして島外の人がこうして一堂に会して交流を深めるということは本当に素晴らしい」と話し一層の交流促進を期待した。
身体障害者協会の池間太郎会長、市社会福祉協議会の垣花義一会長も交流の意義をあいさつに込めた。
式典の部の最後に聴覚障害者の会元会長の池間昭雄さんが「こうして宮古で交流できることを本当にうれしく思う。伊良部大橋が開通したことで交通が本当に良くなった」と話し、大橋の完成・開通を喜んだ。
この後第2部のアトラクションが開演し、各余興で盛り上がった。参加者は再会を喜び合いながら思い出話に花を咲かせていた。