82・3%で過去最高値/14年度自動車税納期内納付
前年度比べ2・6ポイント増加
県宮古事務所(久貝富一所長)は15日、2014年度の同所管内における自動車税の納期内納付率や13年度における自動車税の収入率などを発表した。それによると、14年度の納期内納付率は過去最高値の82・3%となり、2年ぶりに80%台となった。さらに13年度の自動車税収入率も過去最高の99・5%となっている。同日に行われた会見で同所では15年度の納期内(6月1日)納付も呼び掛けた。
自動車税は、自動車の定置場の所在する都道府県で、4月1日現在の所有者に課税されるもので、13年度決算値で見ると県税収入の約13・7%、県宮古事務所では22・5%を占める重要な財源となっている。
宮古事務所管内の14年度の納期内納付率は、前年度79・7%を2・6ポイント上回ったほか、県平均(82・0%)、全国平均(79・5%)を上回っている。
同所管内における自動車税の収入率も2013年度が99・5%となり、こちらも過去最高。今年の4月1日現在における速報値では14年度も99%を超える見込みとなっている。
2015年度の定期課税の状況は、件数が1万1718件で前年度に比べ53件増加し、税額も3億9316万6000円で同比828万1000円増加している。
そのほか、同所県税課における自動車税の収入未済額は、13年度決算で未済額全体の7・4%(503万6000円)となっている。
納期内に納付しなかった場合、年率9・1%(15年度)の延滞金が加算されるほか、6月に督促状、7月に最初の催告書を発送する。
そのほかにも今年度から、新車新規登録から13年を経過したガソリン車と年を経過したディーゼル車で重課割合が、これまでの10%から15%に引き上げられている。