産業・経済
2015年5月24日(日)9:00
被害額は24億6200万円/台風6号
葉タバコ 8割強占め/宮古地区
県はこのほど、台風6号の被害報告(第3報)を発表した。宮古地区の被害総額は24億6200万円、このうち葉タバコの被害額が21億2400万円と全体の8割強を占めた。台風直撃に伴う波浪の影響で養殖モズクの流出も確認。840万円の被害額だった。県全体の被害総額は28億6300万円となっている。
宮古地区では、葉タバコの被害が最も大きく、葉が吹き飛ばされたり、裂けたりするなど大きな打撃を受けている。これに次いでサトウキビが2億2200万円、ゴーヤーやトウガンなどの野菜でも1億300万円の被害が確認された。
施設関係ではハウスで410万円の被害があった。
そのほか、漁船2隻が被害に遭っており、10万円の被害額(沈没した船の被害額については調査中)。漁具倉庫等施設関係では19万円の被害があった。
台風6号は、12日に宮古島地方を暴風域に巻き込みながら北上した。最大瞬間風速は下地島空港で58・6㍍(午前1時18分)が観測されている。農産物は強風にさらされ、それぞれ大きな被害を受けた。