産業・経済
2015年5月24日(日)9:00
メバチマグロ500㌔水揚げ/カツオ漁船「喜翁丸」
伊良部島沖 パヤオ周辺で一本釣り
伊良部漁協所属の一本釣りカツオ漁船「喜翁丸」(9・9㌧、漢那竜也船長、乗組員9人)が21日、国内では刺し身用として最も多く消費されているメバチマグロ約500㌔を水揚げした。沖縄本島の大型スーパーへ出荷された。
メバチマグロは目が大きいのが名前の由来とされる。熱帯から温帯にかけての海に分布する大型マグロ。最大で体長約2㍍、重さ150㌔を超える。
喜翁丸は、伊良部島沖に設置されている中層パヤオ(中層浮き魚礁)周辺で操業した。
この日取れたメバチマグロの1匹当たりの重さは約10㌔。最大で17㌔あった。乗組員らは、一本の釣り竿をペアで握り、一気に食いつくメバチマグロを釣り上げた。
漢那船長は「久しぶりの大物メバチマグロだ。夏場の本格的な操業に向け、大漁を予感させる」と笑顔で語った。
同漁協の漢那一浩組合長は「メバチマグロの人気は高まっている。全漁船が大漁するよう願っている」と話し、今後の水揚げに期待を寄せた。