洗練された演奏で魅了/マティダ市民劇場
陸自第15音楽隊コンサート
陸上自衛隊第15音楽隊(隊長・小牧正2等陸尉)の「みゃーくふれあいコンサート」(主催・自衛隊沖縄地方協力本部)が24日、マティダ市民劇場で行われた。今回で11回目。指揮者の小牧隊長を含む35人のメンバーが、行進曲などを力強く、軽快に奏で、洗練された演奏で聴衆を魅了した。コンサートは2部で行われた。1部は行進曲など5曲を軽快なテンポで演奏。2部は映画「クレヨンしんちゃん」の主題歌や手裏剣ニンニンジャー「さぁ行け!ニンニンジャー」などの曲を隊員の歌で披露した。
演奏開始前に主催者を代表して、自衛隊沖縄地方協力本部長の山根寿一陸将補が「日ごろからの支援、協力に対する感謝の意味を込めて演奏する。音楽隊の奏でる最高の演奏を心ゆくまで鑑賞してほしい」とあいさつした。
会場となったマティダ市民劇場前には宮古地区自衛隊協力会の会員らが「自衛隊配備賛成」ののぼりを持ち、来場者を迎えた。
一方、国道390号を挟んだ会場向かいの歩道には止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会準備会が掲げた「自衛隊はいらない!」など書かれた横断幕が張られ、市民団体メンバーが自衛隊配備反対のビラを配布するなどしたが、混乱はなかった。