伊良部大橋を初疾走/ツール・ド・宮古島
184㌔は杉本(浦添)総合V/114㌔は高良、男女とも県勢制覇
初めて伊良部大橋がコースに盛り込まれた第8回ツール・ド・宮古島2015(主催・宮古島市ほか)のロードレースが14日、市平良久松のトゥリバー地区をスタート・ゴール地点に行われた。184㌔では昨年100㌔を制した杉本雄隆(20)=浦添=が2位に2分29秒差をつけて優勝。同女子は2度目の挑戦となった仲村陽子(42)=浦添=が制した。また、114㌔は高良和郎(22)=宜野湾=がゴール直前の競り合いを制して総合優勝。同女子は大石育子(43)=沖縄=が制した。
今年の大会は、114㌔部門と184㌔部門で行われ、184㌔が午前7時に、114㌔が同7時10分にトゥリバー地区をスタートした。
184㌔には112人、114㌔には336人が出場。梅雨明けして真夏の日差しが照りつける宮古路で、合計448人のアスリートたちがそれぞれのドラマを展開した。
114㌔は、途中集団から抜け出した早瀬憲太郎(42)=神奈川県=が逃げ切りを図ったが、ゴール間際に集団に吸収され、最後は団子状態でゴールに流れ込み、最後は高良が大接戦を1秒差で制して優勝した。
184㌔は、昨年大会で100㌔を制した杉本が先行逃げ切りのレースを展開。レース後半も後方集団に2分以上の差をつけて優位に進め、最後は2位の岩瀬一憲(48)=三重=に2分以上の差をつけての優勝となった。
強い日差しを全身に受けながら、目の前を高速で駆け抜けるアスリートたちに、沿道からは「ワイドー」「頑張れー」の声援が送られていた。
今大会の完走率は、184㌔が80・4%、114㌔が75・6%だった。