宮古地区787㌧の過去最高予想/県農水部
2015年産マンゴー生産量見込み
【那覇支社】県農林水産部が16日発表した2015年産マンゴーの生産量見込みでは、宮古地区の生産量は収穫面積が増えて前年比60%増の787㌧と過去最高を予想した。収穫のピークは7月上旬で、8月下旬までの収穫を見込んでいる。
県全体の生産量は前年比26%増の1961㌧を、本島地区はほぼ平年並みで、八重山地区は同64%増の205㌧を予想した。生産の平準化・安定化を図るモデル事業で導入した加温栽培の生産量は、全体の約13%に当たる253㌧を見込む。
園芸振興課によると、今年のマンゴーは開花率が良好で生産量の増加が見込まれたが、着果率が前年並みとなった。生育初期の果実肥大は芳しくなかったが、生育中期から後期では順調な肥大を見せており、園地では袋掛けが順調に進んでいるという。
本島地区別では、北部が前年比5%減の405㌧、中部は同12%増の110㌧、南部は同8%増の455㌧を見込む。
収穫時期の対応策として▽果実の日焼け対策にハウスの温度管理の徹底・果実の袋掛け▽品質向上・樹勢管理、適期かん水の徹底▽出荷規格の選果・選別で果実品質の揃え▽台風襲来に備えたハウス施設の点検・排水路の清掃ーなどを呼び掛けている。