子牛1頭平均60万円/多良間6月牛競り
過去最高の取引に沸く
JAおきなわ多良間家畜市場の2015年6月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は60万5437円となり、過去最高の取り引き額が成立した。平均キロ単価も2443円の高値が付き、市場は終日活気付いた。成牛を含む販売額は1億2300万円。
今月の競りには、子牛201頭(去勢113頭、雌88頭)が上場され、200頭が競り落とされた。
1頭平均価格は前回(4月)競りより6万3220円高い値となっている。
性別にみると、去勢は64万7942円と65万円に迫る勢い。雌も55万1340円の高値だった。
上場牛の平均体重は248㌔。平均キロ単価は去勢が2528円、雌は2326円だった。
1頭当たりの最高価格は75万8160円。最低でも万6160円という高い取引額だった。
価格上昇の要因は全国的な素牛(子牛)不足。引き合いが続いており、県内の各競り市場においても高値取引が成立している。
多良間家畜市場における1頭平均価格は1月の初競りで万7346円を付けると、2月は53万6426円、前回4月競りでは54万台、今月は60万円台と価格が上がり続けている。
同日開かれた宮古家畜市場の1頭平均価格は63万278円が付いており、今月の競りは両市場ともに高い成績を収めている。