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2015年7月11日(土)9:06
ビニールハウス破れる/ 台風9号
県や市、マンゴーなど調査へ
大型で非常に強い台風9号は10日、宮古島を長時間にわたり、暴風域に巻き込んだ。この影響で、マンゴー栽培用のビニールハウスのビニールが破れて飛ばされるなど、収穫の最盛期を迎えているマンゴーやオクラなどのほかに、農業施設の被害が心配されている。県・市は、暴風警報の解除後、農水産物の被害調査を実施する。
宮古島地方気象台によると、台風9号は10日午前5時ごろに北西の風から西の風に回り、その後南西の風に変わった。風向きが反時計回りの不安定になったことから、地域によってはサトウキビの傾いた向きが違っていた。キビやオクラは前後左右にあおられたことから根の力が弱っていると憂慮されている。伊良部ではオクラの被害が出ているという。
マンゴー栽培用のほとんどのビニールハウスは外側とハウス内に防風ネットが設置され、風雨害や塩害を防止していた。果実の落下などによる被害状況については、これからの被害調査で明らかにされる。