「千載一遇の機会」/クルーズ客船寄港
受け入れ態勢など協議
2015年度第1回クルーズ客船誘致連絡協議会の第1回幹事会が13日、市平良庁舎で行われた。スタークルーズ社の「スーパースター・リブラ」(総トン数4万2275㌧、乗客定員1406人)が28日に宮古島に寄港することを受け、受け入れ態勢などについて、協議した。同船は10月27日までの間、毎週火曜日に14回寄港する予定。幹事会では接岸場所や歓迎式典などの確認を行った。
同会の幹事長を務める市観光商工局の下地信男局長は「クルーズ客船の寄港が減少している。今回の寄港を千載一遇の機会ととらえ、定期化に向け、積極的に取り組んでいきたい」とあいさつした。
会議にはオブザーバーを含め関係機関から約20人が参加した。同船の接岸場所は下崎埠頭とし、入出港時には岸壁で郷土芸能や中高生の吹奏楽部などによる演奏を実施することなどを確認した。
また、タクシーを利用する乗船客のために、病院など緊急時に必要な施設や、主な観光、商業施設などを絵や中国語などで示した「タクシーカード」を製作することなどが提案された。
同船は金曜日に中国のアモイを出港し、台湾のボンフーに寄港、アモイに戻り、平良港、那覇港を経由して金曜日にアモイに帰港する。