宮古病院に協力要請/障害児サマーキャンプ実行委
来月7~9日に宮古開催
障害を持つ子供とその家族が参加して交流するサマーキャンプがんばれ共和国『みゃ~くがに』が8月7日から9日まで伊良部島で開催される。キャンプ長を務める宮古病院小児科の宮城大雅医師と実行委員会事務局が14日、同院の上原哲夫院長と本村悠子看護部長に対し緊急時の対応で協力を要請した。
サマーキャンプ「がんばれ共和国」が宮古島で開かれるのは昨年に続き2回目。前回は、各地で同キャンプを開催してきた認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークが主催したが、今回は宮古島で実行委員会を立ち上げ独自に開催する。
今回、参加するのは宮古から8家族、沖縄本島6家族、県外1家族の計15家族で、子供は2歳から12歳までの15人とその兄弟姉妹9人、保護者35人。家族交流会や海水浴、クルージング、星空見学、保護者を対象としたマッサージなどの実施を予定している。地元からは宮古病院職員をはじめ市役所や保健所の保健師、福祉施設のふれあいの里やビザライ、宮古特別支援学校の職員など約140人がボランティアスタッフとして参加し運営に当たる。
宮古病院への要請では、宮城医師と、事務局を務めるビザライの勝連聖史代表、医療ケアを必要とする子供と親の会「あまいるの会」の仲間久美子会長が上原院長と本村部長に対し、重度心身障害児を含む子供たちが参加することを踏まえ、けがや不測の事態を考慮し、緊急時の協力を求める要請文を手渡した。
上原院長は「宮古の自然の中で、安全に事故なく過ごしてほしい。地域の福祉関係者の協力で楽しい思い出を作ってもらえると良いと思う」と語った。