10月運航へ住民説明会/多良間・石垣航空路線
19人乗り2往復/人、物の交流に期待
【多良間】多良間-石垣間の定期航空路線が今年10月に再開されることを控え、同路線についての住民説明会が14日夕、村コミュニティー施設で開かれた。村民多数が参加し、運航する第一航空(本社・大阪)や村の職員から、料金や運航計画などの説明を受けた。多良間を結ぶ航空路線は現在、宮古島間の1日2往復のみ。今回の路線開設で、さらなる地域間交流や円滑な物流の実現が図られると期待されている。
使用機材はバイキング式DHC-6-400型で19人乗り。1日2往復が予定されている。
運賃は大人片道9500円、往復割引8500円、島民往復割引6200円。
窓口業務は琉球エアーコミューター(RAC)に委託する方針。
説明会では村民から「この路線は赤字で廃止となったが、今後運航し赤字になった場合は、また廃止になるのか」「運航予定はいつどのような形で発表するのか」「運航時に機材不良で欠航になった時の交通費や宿泊費の負担はどうなる」などと活発な意見が相次ぎ、関心の高さをうかがわせた。
伊良皆光夫村長は「約9年ぶりの再開となる。村民や利用者から復活を望む声が上がっていた。ぜひ利用していただきたい」と述べた。
多良間-石垣路線は、RACが運航していたが、利用者の減少などに伴う収益悪化などを理由に2006年3月末に廃止された。