力強い演奏で観客魅了/久松五勇士110周年記念事業「音楽の夕べ」
海上自衛隊東京音楽隊・歌姫も美声披露
久松五勇士110周年記念事業「音楽の夕べ」(主催・同期成会)が15日夕、マティダ市民劇場で開催された。会場には多くの観客が詰め掛け、海上自衛隊東京音楽隊の迫力の演奏に聴き入った。また、同音楽隊の歌姫・三宅由佳莉さんも透き通った歌声を披露し、会場から大きな拍手を受けた。
主催者を代表して粟国恒広期成会長は「この事業は『恒久平和』を基調に、先人の偉大な功績の再確認を行うとともに、郷土の誇りである『久松五勇士』を子々孫々まで語り継ぎ、そのひたむきな精神と崇高な行動を、未来を担う青少年が受け継いでくれることを期待している」とあいさつした。
第1部は「日本海海戦記念行進曲」で幕開けし、「海のさきもり」では、三宅さんが美しい歌声を会場に響かせた。
第2部では、「宇宙戦艦ヤマト」や「上を向いて歩こう」「てぃんさぐぬ花」「涙そうそう」などヒット曲や沖縄関連の曲を演奏し、会場を盛り上げた。
会場には、下地敏彦市長や宮國博教育長らも訪れ、同音楽隊のレベルの高い演奏に拍手を送っていた。
海上自衛隊東京音楽隊は、海上保安庁音楽隊が前身で、1952年海上警備隊音楽隊として発足。保安庁警備隊音楽隊、海上自衛隊音楽隊と名称を変更。1956年に現在の名称となった。広報演奏などを任務とし、日本国内にとどまらず幅広い演奏活動を行っている。