女子５３㌔級で初の表彰台

　重量挙げの第１７回全国高校女子選手権は１９日、愛媛県の新居浜高校体育館で女子５３㌔級を行い、沖縄代表で宮高３年の赤嶺桃香がトータル１４０㌔を挙げて３位に入った。初の表彰台に赤嶺は「目標を達成できてうれしい」と話した。

　この日の赤嶺はスナッチ６１㌔、ジャークは自己新となる７９㌔の成績だった。

　スナッチの１本目で６１㌔を落とす苦しい立ち上がりとなったが、２本目でクリアして立て直した。

　ジャークの試技に入る前に渡慶次晃監督から「ここで取らないと表彰台には上がれない」と叱咤されて奮起した。その結果、スタートの７５㌔をクリア、続く７９㌔も取ってトータル１４０㌔の大台に乗せた。

　赤嶺はスナッチの試技を反省点に挙げながらも「表彰台に上がることができたので良かった」と試合を振り返った。３位入賞し、渡慶次監督に握手を求められたときはこみ上げる気持ちを抑えきれなかった。