宮古-那覇の増便を/市議会与党議員団航空2社に要請
宮古島市議会与党議員団(平良隆会長)は21日、日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社と全日本空輸(ANA)セールス宮古支店に、宮古-那覇路線の増便を要請した。航空券の購入が難しくなっている現状や同路線が市民の生活路線であることを訴えて増便を求めた。両社の代表は「できることで対応したい」とする考えを示した。
要請は与党議員15人の連名。宮古
空港で航空各社の代表に要請書を手渡して特段の配慮を求めた。
宮古-那覇路線は今年に入って需要が高い。スカイマークの撤退や伊良部大橋の開通に伴って航空2社の利用が急増しているものとみられる。両社とも需要に応じ、期間限定で便数を増やして対応している。
要請では、本格的な観光シーズンを迎えて航空券の購入が難しくなっていると指摘。「急用で島外へ行きたくても行けないという市民の声がある」とし、「宮古-那覇路線は宮古島市民にとって生活・ビジネス路線であり、唯一の島外への交通手段」と訴えた。
その上で①宮古-那覇路線の増便の検討②就航機材の大型化の検討③臨時便などの柔軟な対応-の3点の要請を各社に行った。
JTA宮古支社の金城徹支社長は「できることで対応していきたい。この連休は臨時便を出したが、今後も地元の需要に応じて対応していきたい」と述べた。
ANAセールス宮古支店の香取尚支店長も要請の趣旨に理解を示し「三つの要請をいただいた。これに対応できるように努力していきたい」と話した。
要請した市議は、意見交換を通して同路線の現状を把握。併せて市民の生活路線であることを強調して増便への理解を求めた。