水難事故を未然防止/前浜ビーチ
推進協がリーフレット配布
夏休みで本格的な海のレジャーシーズンを迎え、宮古島市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)は21日、与那覇前浜ビーチなどで水難事故防止パトロールを実施した。海水浴を楽しむ観光客らに事故を未然に防止するリーフレットを配布。受け取った観光客らは目を通し、防止策の知識を深めていた。
市役所平良庁舎前の出発式には、宮古島警察署、宮古島海上保安署、市消防本部など関係者ら約50人が参加した。
市生活環境部の平良哲則部長は「毎年5月のゴールデンウイーク前に海浜パトロールを実施しているが、今年からは今の時期にも実施するようになった。海のレジャーには常に水難事故の危険が伴うので、未然防止のためにリーフレットを配って呼びかけてください」と激励した。
リーフレットには、シュノーケリングの注意点やハブクラゲなど海洋危険生物に刺された時の応急処置の仕方、心肺蘇生法の手順が紹介されている。
市では毎年シュノーケリングによる事故が発生している。2014年水難事故は4件発生し、6人が水死した。6人のうち4人は観光客で、シュノーケリングで亡くなった。