働く意欲高める/企業合同説明会
県内外55社が参加/高校生50人が興味津々
宮古地区県立学校長会主催の2015年度宮古地区県内・県外企業合同説明会が21日午後、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。約50人の高校生が訪れ、県内外55企業の仕事内容や魅力を吸収した。面談後の生徒たちの表情は充実感にあふれ、それぞれ働く意欲を高めていた。説明会は昨年に続いて2回目の開催。主催者が県内外の企業を誘致し、運輸や電気工事、介護、製造・加工、飲食、設備・建築、バスガイド、金融、流通、観光などあらゆる業種の企業55社が集まった。
説明会が始まると、宮古地区の高校生が続々と来場し、興味がある職種の説明に聞き入った。企業もパネルやパンフレット、動画などをフルに活用して自社の魅力をアピールした。
参加した高校生は複数の企業のブースを回って情報を収集。積極的に質問をするなどして自らの進路の選択に集中していた。
宮総実2年の下地涼介君は「この機会に来た方が良いと思って参加した。話を聞いて、高校生に手厚いと感じることができた」と感想を話した。同じく宮総実2年の平良渉君は「とてもありがたい機会。各企業の対応はとても良かった」と満足した表情で話した。
同じ2年の石垣希夏(ぎんが)君も宮総実から参加した。「いずれ就職はするので良い機会だと思って参加した。商業科で取った資格を活用できる仕事を見付けたい」と意欲的だった。
伊良部高校の比嘉萌(めぐみ)さん(3年)はバスガイドになることを目標に掲げている。この日は沖縄本島のバス会社の説明に聞き入った。「バスガイドは毎日いろいろな人に出会えるのがとても魅力。良い話を聞くことができた」と笑顔で話していた。