ガサミ22万匹放流へ/栽培漁業推進協が計画
漁業生産の安定および増産などを目的とする宮古地区栽培漁業推進協議会の会議が22日午前、市役所平良庁舎で開かれ、2015年度の魚種放流・配布計画を決めた。タイワンガサミは22万匹、ハマフエフキは7000匹を放流する。
協議会は宮古島市と多良間村、宮古島、伊良部、池間の3漁協の代表らで構成されている。この日は14年度の事業報告と決算承認および15年度の事業計画案と予算案を審議し、それぞれ全会一致で承認した。
前年度の放流・配布実績はハマフエフキを1万2215匹(計画は1万2000匹)を放流し、5416匹を配布している。
タイワンガサミは6232匹を配布し、シラヒゲウニは6400個放流した。
15年度はハマフエフキを7000匹放流、6000匹を配布する。タイワンガサミは22万匹を放流して3万匹を養殖用として配布する予定だ。シラヒゲウニは県から種苗を3万個入手した上で1万個を放流、8000個を配布する。
ヒメジャコは13万個の種苗生産計画を立て、配布は3万個を予定している。
新年度の予算は642万円を計上した。
会長を務める下地敏彦市長は「皆さんの意見を聞きながら栽培漁業を推進していきたい」と述べ、宮古地区の漁業振興に向け協議会メンバーの協力を求めた。