E3の販売量が増加/商品券利用開始で
市は積極利用呼び掛け
E3プレミアム商品券の発売、利用開始以降、E3燃料の販売量が増加している。生育時に二酸化炭素を吸収する植物を原料とするバイオエタノールは、燃焼時に排出される二酸化炭素はゼロと見なされることから、市エコアイランド推進課ではレギュラーガソリンにバイオエタノールを3%混合させたE3の積極的な利用を呼び掛けている。
E3給油の支払い専用に利用できるE3プレミアム商品券は、500円券14枚つづりの7000円分を2000円安い5000円で購入できる。購入限度額は1人3万円まで。販売数は4000セットで、発売が始まった今月7日から17日までに1616セットを販売している。利用期間は12月31日まで。
E3宮古給油所(平良西里)でのE3販売量は、今月1日から6日までの1日平均が1936㍑だったのに対し、プレミアム商品券利用開始となった7日から21日までの1日平均は2242㍑と306㍑増加した。同給油所を含め市内で6カ所の給油所を運営する宮古給油所の漢那哲夫統括部長は「E3給油所以外の5カ所で19日までに使用された(普通)プレミアム商品券の合計が500円券約1000枚だったのに対し、E3給油所は1カ所で約2300枚。1日の利用者の約20%が商品券を利用している。このまま12月まで伸びていけばE3が市民権を得ることもできるのではないかと思う」と語った。
環境モデル都市に認定され、二酸化炭素排出量の大幅削減を目標に掲げている市としては、プレミアム商品券の導入によるE3の普及拡大に期待を寄せている。エコアイランド推進課では広く市民に対しE3の利用を呼び掛けている。
プレミアム商品券はきょう24日までは市役所伊良部庁舎で販売していて、27日から31日は上野庁舎、8月3日から7日までは城辺庁舎で販売される。時間はいずれも午前9時から午後3時。代理購入は不可で、購入時には免許証など本人確認証の提示が必要となる。