10年ぶりにパレード/宮古島夏まつり
18団体参加 商店街に活気あふれる
宮古島夏まつりのメーンイベント・パレードが26日午後、市内の3商店街で行われ、18団体600人が行進して祭りの最終日を盛り上げた。夜はミス宮古島の発表会や東西大綱引きで大盛況。市内商店街は終日にぎわいを見せた。
パレードは、宮古島市市制施行10周年と宮古島商工会議所設立40周年を記念して10年ぶりに行われた。
開始セレモニーで祭り実行委員会会長の下地敏彦市長が「きょうは暑いが、市民みんなでこの祭りを盛り上げよう」と参加者に呼び掛けた。その上で「宮古島市は10周年、商工会議所は40年になる。まさに節目の年のパレードだ。これを機会に、ますます元気で明るい宮古島をみんなでつくりあげていこう。暑さに負けず楽しもう」と話した。
実行委員会委員長で宮古島商工会議所の下地義治会頭も「いよいよメーンのパレードだ。みんなで楽しい祭りにしよう」と話し、参加団体のパフォーマンスに大きな期待を寄せた。
「最後まで元気よく盛り上げていこう」という開会宣言の後、18団体が下里公設市場前を出発した。
スタート前の午後2時の気温は32・3度。参加者は大粒の汗を流しながら元気に行進し、ポイント地点になると自慢の踊りを披露して喝采を浴びた。
一行は公設市場から下里通りを東に進み、マクラム通りを通って西里通り、市場通りを回った。
西里通りのコンビニエンスストア前十字路では各団体が立ち止まって踊りやパフォーマンスを見せた。
荷川取クイチャー保存会は伝統のクイチャーで島の祭りを盛り上げ、比嘉民俗芸能保存会は獅子舞で商店街を湧かせた。
ドラムサークル宮古島や琉球國祭り太鼓宮古支部は圧倒的なパフォーマンスで市民の視線を集めた。
地域の若者と一緒に荷川取のクイチャーを踊った荷川取自治会の伊舎堂勇自治会長は「パレードはやっぱり祭りを盛り上げる。最高の気分だよ。これからも続けてほしい」と汗びっしょりの笑顔で話していた。
パレードの後は、ミス宮古島の発表会や東西大綱引きが行われ、多くの市民や観光客が参加して夏の一大イベントを盛り上げた。