社会・全般
2015年8月4日(火)9:03
綱引きで繁栄祈る/新里部落自治会
老若男女参加し盛大に豊年祭
上野新里部落自治会(我如古三雄会長)の「新里の豊年祭」=市指定無形民俗文化財=が2日、同集落内で行われた。祭りには、地域の老若男女が参加し、獅子舞や棒振り、女踊り(ひき踊りと巻き踊り)のほか最後は綱引きが行われ、住民の無病息災、五穀豊穣とさらなる集落の繁栄を祈願した。
我如古自治会長は「この豊年祭は昔から地域に伝わる大切な祭り。少子化や高齢化などの課題はあるがこれからもしっかり継承して盛り上げていきたい」と話した。
多くの住民と観光客らが詰め掛けた新里公民館前では、小中学生や青年らによる勇壮な棒振りや獅子舞、哀調を帯び、ゆったりとした動きの女踊りが次々に披露された。
以前、綱引き用の大綱づくりは、中学2年生の役目だったが、児童生徒の減少に伴い現在では青年会や自治会の役員らで行われている。
この日の綱引きでは、キャーン、マーニ、サニンの3つの植物を材料にした大綱が運び込まれ、東西に分かれて綱を引き合った結果、東が2勝1敗で勝利した。