島の魅力、再認識して
下地暁さん 新作「宮古世」発売
宮古島出身のアイランダーアーティスト、下地暁さんが新作CDアルバム「宮古世(ミャークユー)~唄霊~」を発売した。前回アルバム「Myahk(ミャーク)」の続編で、現代音楽とクラシックなポップス要素、伝統的な民謡を織り交ぜた斬新なサウンドで創り上げた。下地さんは「島は以前と比べ、様変わりしつつある。新作はもう一度、自分の足元を見つめ直すというメッセージを込めた。歌を通して島の魅力を再認識してほしい」とPRしている。
新作は、オリジナルと島唄それぞれ6曲ずつの計12曲を収録。宮古島のことわざを歌詞にした「ウヤキあぁぐ」、宮古神社の太鼓と鈴の音を盛り込んだという「伊良部とうがに」など、下地さんの島を思う気持ちが伝わってくる。
プロデューサーは、ホイットニー・ヒューストンや坂本龍一、宇多田ヒカルなどの一流アーティストの作品を手掛けたGoh Hotoda(ゴウ・ホトダ)。角松敏生や小林信吾、フィリップ・セスら6人が編曲者として携わっている。
地元からは西原コーラスゆりの会、みやこ少年少女合唱団がコーラスで参加している。
「楽曲にはさまざまな人が携わっているが、根っこは宮古。宮古発信にこだわりたい」と下地さん。「CDがなかなか売れない時代だが、クオリティーの高いサウンドを作り続けていきたい」と語った。
「宮古世」は定価2500円(税込み)。TSUTAYA沖縄宮古島店で販売している。