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政治・行政 社会・全般
2015年8月13日(木)9:06

ライフジャケット必ず着て/宮古島海保

シュノーケリングで指導/少年団体リーダー研修


シュノーケリングの注意点について、海保の署員が分かりやすく紹介した=12日、高野漁港北側海浜

シュノーケリングの注意点について、海保の署員が分かりやすく紹介した=12日、高野漁港北側海浜

 2015年度少年団体リーダー研修会(主催・市教育委員会)が12日、2日間の日程でスタートした。初日は高野漁港北側海浜で宮古島海上保安署の署員による海での事故防止を目的にした安全教室と着衣泳法の実技指導などが行われた。参加した子供たちは、今月伊良部島の渡口の浜で発生した遊泳中の死亡事故もあり、人命救助や緊急時の対応法について真剣な表情で聞き入っていた。

 今回の研修会には、六つの子ども会から14人(小3~中1)が参加し、「巡視船みやこ」の乗組員9人から事故防止に向けた指導を受けた。

 シュノーケリングの指導では、自分のサイズに合ったマスクを着用することや、シュノーケル内に水が入った場合もあわてないで対処し、必ずライフジャケットを着用して大人と一緒に行うことなどが呼び掛けられた。

 また、着衣泳法では、不意に海に落ちた時や、沖に流された場合について、浮いて救助を待つことの大切さを紹介。さらに、海に落ちた場合もあおむけの状態で浮く「背浮き」という方法を紹介しながら落ち着いた対応を呼び掛けた。

 そのほかにも、おぼれている人をロープなどを使って救助する方法や心肺蘇生法について、海保の署員が訓練で紹介した。

 子供たちも、実際に心肺蘇生法を体験し、パーマー・レオ君(城辺小6年)は「実際にやってみたらきつかったけど、勉強になった。もし、こんな状況になったらきょう学んだことを活用したい」と話した。

 和田京花さん(上野小5年)は「思ったよりも大変だったけど勉強になった。もし、誰かがおぼれているような状況になったら大きな声で助けを呼ぶよう頑張りたい」と述べた。

 そのほか、海保の署員が海の危険生物について写真を示しながら紹介し、刺されたときの対処法などについても説明した。


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