赤嶺さん、内間君が優勝/沖縄ロボット大会で宮工快挙
WROjapan沖縄ロボット大会2015(主催・県)が15日、那覇市の沖縄産業支援センターで行われ、宮古工業高校電気情報科1年の赤嶺南緒さんがパイロット競技で、内間拓夢君がベーシック競技でそれぞれ優勝した。3部門中、2部門を制覇する同校初の快挙で、9月に東京で行われる全国大会に出場する。
ロボットを製作しプログラムにより自動制御する技術を競うコンテスト。事前に発表されたルールにのっとり、課題をクリアしたポイントと完了までの時間で順位を決定する。
パイロット競技には15人が参加。赤嶺さんは1回目はマシントラブルで最下位だったが、2回目に巻き返しを図り優勝した。独自性が光るマシンが注目を浴びたという。
15チームが出場したベーシック競技で優勝した内間君は、課題を全てクリアしての圧勝に、自分自身も顧問の先生もびっくりしたという。16日に帰島した2人は、宮古空港で学校関係者から祝福を受けた。
同校の伊志嶺秀行校長は「日ごろからコツコツと練習してきた成果。自信を深めて学校生活を送ってほしい。モノ作りは人づくり。人間的にも成長する。周囲の人たちに感謝の気持ちを持ちながらもっと高みを目指してほしい」と激励した。
赤嶺さんは「不安と緊張の連続だったが、周囲の励ましが力になった。全国では出来る限りの力を出したい」と抱負を語った。
内間君は「自分が1位を取るなんて信じられない。全国大会に行けるのはとてもうれしい」と喜びを話した。