久松にバス路線延長を
自治会長ら共和バスに要請
久貝自治会の與那覇順治会長、松原自治会の根間政弘会長と宮古島市議会の粟国恒広議員が18日、伊良部長浜にある共和バス(新里哲代表)を訪れ、久松集落内へのバスの運行を要請した。宮古協栄バスが久松地域の路線を廃止することから、現在伊良部への路線を運行している共和バスに、一部久松集落まで迂回してほしいと要請した。新里代表は「補助金の関係があるので県、市と話し合って前向きに運行を検討したい」と答えた。
久松集落内は以前、久松商店近くにバス停があったが、今はなくなっている。粟国市議は「久松地区は人口も増加傾向にあり、高齢者も多い。集落の入口に当たる、久松商店近くの旧久松バス停、県道197号線と市道松原1号線が交差する場所付近まで、運行を延ばしてほしい」と話した。
さらに「自家用車を所有していない高齢者にとって、路線バスは唯一の交通手段。路線バスは高齢者が生きがいがある生活を営むためには必要不可欠」と特段の配慮を重ねて求めた。
新里代表は「住民のためには病院や商店を回るなどどこでも運行はしたいが、他の路線バスと競合すると補助金が競合の程度によって減額される。補助金でやってきている厳しい現状があるが、良い返事ができるようにしたい」と現状を説明するとともに、前向きに検討すると述べた。