産業・経済
2015年8月21日(金)9:06
キビの夏植え始まる/生産農家が作業に汗
サトウキビの夏植えが始まっている。強い日差しと暑さの中、農家が作業に汗を流している。夏植えは旧盆以降に集中する。
城辺仲原地区で作業をしていた農家は、前日19日にスプリンクラーを使って畑に水をまき、植え付けの準備を行った。こうすることでほ場が水分を含んで植えやすくなるという。
植え付け作業は20日に開始。畝に苗を並べ、土をかぶせて丁寧に植え付けた。
70代の女性は「スプリンクラーがあるから、雨が降らなくても気持ちよく植えられるよ」と笑顔。「植えやすいと作業も楽しくなるからね」と話した。
宮古地区のサトウキビはここ数年30万㌧台の生産量を維持している。2014-15年産は32万2206㌧を生産し、農家へ支払われるキビ総代金は前期比1億9480万円増の72億9000万円だった。近年の株出し面積の拡大に伴い、15-16年産はさらなる増産が期待されている。