社会・全般
2015年8月25日(火)9:04
歩道に“台風石”ごろごろ/下地島
高波で打ち上げられる
非常に強い台風15号による激しい波の影響で24日、伊良部の下地島の歩道に浜から打ち上げられた石が約10㍍にわたって散乱していた。大きい石はバレーボールほど。地元の住民らは、南風の大型台風で高波の場合には、波は押し寄せながら石を運んでくると説明している。大型台風の襲来時に起こる現象のようだ。
現場は、同島南側の通称ッサビジ(低い干瀬)海岸。砂浜一帯には何年もかけて波が運んできた大量の砂と石が堆積。陸地に向かって傾斜状になり、その頂上部と歩道との高低差は1㍍以上となっている。
南風の大型台風の際には、沖合から海岸に向かう向岸流(こうがんりゅう)が強いとされ、その時に石は押し上げられるようだ。
地元の宮国博文さん(48)は「大きな波の時にはいろんな形をした石が運ばれてくる。波は下地島空港の外周沿いにある金網フェンス越しまで到達する場合もあり、その時は車は通れない」と語った。
その上で「公共工事で低地の道路がかさ上げ出来れば」と提起していた。