ようこそ!宮古島へ/観光月間
市、観光協会が歓迎/水難事故防止も訴える
宮古島市と宮古島観光協会は25日午前、東京や関西から訪れる観光客を歓迎するイベントを宮古空港で催した。観光客に宮古島をアピールするパンフレットや伊良部大橋、マンゴーのガイドブックを配り、夏休み最後の週末を満喫するよう呼び掛けた。同時にシュノーケリングの注意点や海の危険生物を紹介し、水難事故の防止を訴えた。
8月の観光月間に合わせて毎年実施しているイベントで、市と観光協会の職員がそろいの法被を着て観光客を出迎えた。
午前11時20分に東京羽田空港からの直行便が到着した。観光客がロビーに姿を現すと、パンフレットやガイドブックのほかジュースやキャンディーを配って宮古島をアピールした。
観光客らは突然の歓迎に驚きながらも手厚いおもてなしに感謝し、「ありがとうございます」と笑顔で贈り物を受け取っていた。
イベントには、ミス宮古の伊山杏樹さんや市のイメージキャラクター・みーやも参加した。記念写真を求められると快く応じて思い出づくりに協力した。
正午前には関西国際空港からの直行便も到着し、同様の歓迎が行われた。
市観光商工局観光課の平良和彦課長は「夏休みの最後の週末を宮古島で楽しんでほしい。宮古島の歴史や文化など観光資源に触れてもらいたい」と話し、思い出に残る充実の観光に期待を込めた。一方で「水難事故には十分に注意をしてほしい」とも呼び掛け。注意を促すパンフレットによく目を通すよう促した。
千葉県の片岡雄一さんは家族4人で来島。今回は4泊するという。「ミス宮古まで歓迎してくれてびっくりした」と盛大な歓迎に驚いた様子。「宮古島の魅力はやっぱり海。子供たちを楽しませたい」と話した。
宮古島への観光入域客数は今年度も順調に推移しており、7月現在で16万9000人が来島している。算出方法を変更しているため単純比較はできないが、過去4カ月はいずれも前年度の数字を上回っている。