少年補導数が大幅減/宮古島署管内15年上半期
宮古島署(瑞慶山力署長)はこのほど、2015年1~6月末までの同署管内の少年補導概況をまとめた(いずれも暫定値)。それによると、補導された総数は195人で前年同期の330人と比べ135人の大幅減少となった。宮古島署はボランティアの地道な活動が奏功したのではないかとみている。
中でも飲酒が26人(前年同期74人)、喫煙が58人(同115人)、深夜はいかいが59人(同86人)と大幅に減少した。学職別にみると、高校生が56人(同99人)、有職少年が30人(同85人)、無職少年が22人(同47人)となっている。
主な減少を年齢別に見ると、10歳が前年同期比で6人、14歳が同10人、16歳が同27人、17歳が同41人18歳が同42人、19歳が同23人減少している。
減少した理由について宮古島署は、これまで同じ少年が複数回補導されることが多かったが、宮古島地区少年補導員協議会(野原勝也会長)をはじめとする関係団体のボランティアの協力で「子どもの居場所づくり」などの地道な活動が奏功しているのではないかと分析している。
さらに、地域住民の関心も高くなり、通報も増えている。通報を受け、警察官やボランティアが、少年たちが集まっている場所などに出向き、不良行為に走る前に声を掛け、注意していることも大きな要因とみている。
今後も関係団体のボランティアと協力して不良行為抑止に向け、取り組んでいきたいとしている。