社会・全般
2015年8月30日(日)9:04
手合わせ先祖見送る/旧盆送り日
紙銭焼いて また来年
旧盆最終日の28日は、先祖の霊を後世に送り出す「送り日」。各家々には親族が集まり、先祖を見送りながら向こう一年の無病息災を願った。
送り日は、旧盆初日に迎えた先祖を盛大にもてなし、後世に送り出す行事。仏壇には酒や果物などごちそうを供える。夜になると、庭先や道端で手を合わせて先祖の霊を見送る姿が宮古各地で見られた。
上野宮国の砂川孔(とおる)さん宅には子や孫、親戚らが集まり、にぎやかに先祖の霊を見送った。砂川さんは「家族、特に孫たちの健康と健やかな成長を願った」と笑顔を見せた。孫の砂川美颯さん(8)は「バレーと習字がうまくなりますように」、高江洲結姫さん(6)は「運動会で一番になれるように」とそれぞれ願った。
午後8時すぎからスイカなどの果物やごちそうを供えた仏壇に家族全員が手を合わせて先祖を見送った。