宮古島署に看板設置/家出少年等保護月間
家出少年及び福祉犯罪被害少年等の発見保護活動強化月間に伴う看板設置式が2日、宮古島署(瑞慶山力署長)で行われた。例年、夏休み明けの時期は少年の家出などが多発する傾向にあることから、9月を強化月間として、福祉犯罪被害の未然防止と早期保護等、実効性のある活動を期すとともに、地域や関係機関への周知を図るため、行われた。設置式には宮古島地区少年補導員協議会の野原勝也会長が同席した。
強化月間中は特に家出少年等の発見保護活動、福祉犯被害者少年の保護活動、少年及び保護者に対する相談活動の強化を重点事項としている。
設置式で瑞慶山署長は「強化期間中にも、夏休みの生活習慣の乱れなどから、少年の集団飲酒などの事案が発生することが予想されるので、関係機関のボランティアとの連携を密に、被害の未然防止活動を強化する」と訓示した。
2014年9月の補導人数(暫定値)は52人で、このうち家出発見は3人。内訳は集団飲酒が21人、深夜はいかいが18人、喫煙が6人、その他が7人だった。
福祉犯は8件で、深夜に少年を連れ回すなどの県青少年保護育成条例違反が6件、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反が1件、未成年に酒を販売することなどを禁じた未成年飲酒禁止法違反が1件だった。