地域の安心安全守る/伊良部地区
津波避難施設が落成
伊良部地区津波避難施設(東地区構造改善センター駐車場内)が完成し5日、同施設で関係者が集い落成式と祝賀会が行われた。落成式で長濱政治副市長をはじめ、伊良部小学校児童を代表して宮国陸人君、同中学校生徒会長の国吉華優さんらがテープカットで落成を祝した。市内では与那覇防災センターに次ぎ、2カ所目の完成。
長濱副市長は「このような施設ができ、地域の人たちにとって安心で安全な生活ができる形ができて大変喜ばしい」と下地敏彦市長の式辞を代読した。
また伊良部地区行政連絡員会長の山里英也さんは「素晴らしい施設が完成した。伊良部島は海に囲まれている。南地区は海抜が低く、東日本大震災の被害を目の当たりにして、早急な施設の整備が喫緊の課題だった。地域住民が待ち望んでいた施設が完成し、誠に喜びに耐えない」と述べた。
同施設は延べ床面積402・2平方㍍、収容人数は約280人。総事業費は8611万2400円。
鉄筋コンクリート(高床式)の3階建て。1階部分は倉庫と車庫で、避難ステージは3階と屋上。3階の高さは地上から8㍍(海抜約12㍍)。