11/26
2024
Tue
旧暦:10月26日 大安 甲 
社会・全般
2015年9月8日(火)9:06

「安全に海を楽しんで」/水難事故防止推進協

看板で注意喚起/伊良部渡口の浜に設置


水難事故を防止するための大型看板が設置された=7日、伊良部渡口の浜

水難事故を防止するための大型看板が設置された=7日、伊良部渡口の浜

 先月10日に発生した水難死亡事故を受け、市水難事故防止推進協議会は7日午前、伊良部島の渡口の浜などに注意を喚起する看板を設置した。海水浴をする場合の注意点や離岸流への対応、関係機関の連絡先などを書き込んだ。市の担当課は「市民や観光客の皆さんには安全に海を楽しんでほしい」としている。

 渡口の浜に設置した看板の大きさは縦1㍍20㌢、横1㍍80㌢と大型。「安全に海を楽しむために」という大きなタイトルとともに▽1人では泳がない▽悪天候の時は泳がない▽飲酒・体調不良時は泳がない▽海の危険生物に注意▽シュノーケリングによる事故に注意-と記されている。

 離岸流については、図解入りで注意を喚起。離岸流で沖に流されてしまった場合の対応を示した。

 チェックするべきこととして、天気予報(警報・注意報)が確認できるQRコードや、海上保安署や市消防本部、警察署の連絡先も大きな文字で書いた。

 設置作業は午前9時30分ごろから行われ、担当業者がビーチ入り口の見えやすいところに穴を掘り、大型看板を支えるコンクリートブロックを埋め込んだ。

 従来の看板は設置場所を移動。両面に注意書きを入れ、多くの利用者の目に留まるよう工夫を施した。

 市まちづくり振興班の平山茂治副班長は「今年度は早めに水難事故防止活動に取り組んでいたが、先月悲しい事故が発生した」と経過を説明し、「事故を防止するために、今回は見えやすいようにビーチの入り口に設置した。市民、観光客の皆さんには安全に海を楽しんでほしい」と話した。

 この日はパイナガマビーチにも看板を設置し、水難事故の防止を訴えた。

 渡口の浜での水難事故は先月10日に発生。3人が犠牲になっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!