外国人観光客 「おもてなし」の心で歓迎/沖縄観光コンベンションビューロー
モローさんをリーダーに任命/「ウェルカムんちゅになろう」
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)による外国人観光客受入体制強化事業「ウェルカムんちゅになろう県民向け受入啓発プロモーション」の一環として宮古島観光協会のモローゆかりさんが「ウェルカムんちゅリーダー」に任命された。任命式が8日に開かれ、OCVBの譜久山健常務からモローさんに任命証が手渡された。
昨年度から実施されている同事業は、外国人観光客を「おもてなし」の心で迎える県民を「ウェルカムんちゅ」と名付け、「ウェルカムんちゅ」になることを広く呼び掛ける運動。2年目となる今年度は、「ウェルカムんちゅ」のモデルとなるリーダーを任命し、運動の拡大を目指すことを決定。各地区の観光協会と連携し8地区から計11人と、今年7月に県内でけがをした外国人観光客を病院へ送り届けた3人の県民をリーダーに選出した。
宮古島から唯一、任命されたモローさんは、主に宮古空港1階カウンターで案内業務を行っていて、日ごろから外国人観光客をサポートしていることなどが評価され、選出された。
宮古島観光協会で開かれた任命式では、平良朝敬OCVB会長名の任命証を譜久山常務が読み上げ、モローさんへ手渡した。
モローさんは「空港で働いていると、毎日5、6組の外国からの観光客を見るので、宮古の各所に外国人観光客が来ていることは間違いないと思う。まずは私が空港で出迎え、その後は島の皆さんが一緒になって、外国人観光客が楽しく観光ができるよう、関わってもらいたい」として、市民に「ウェルカムんちゅ」になるよう呼び掛けた。
同席した宮古島観光協会の豊見山健児会長は「(国際空港の)関西空港直行便が就航して以降、外国人観光客は多くなっている。中国からは毎週、クルーズ船が入港していてにぎわいを見せている。近隣諸国からも多くの観光客をウェルカムしたい」と語った。