社会・全般
2015年9月17日(木)9:04
県検証委が初会合/宮古の女児虐待死事件
12月中報告書提出
【那覇支社】宮古島市内で7月に発生した3歳の女児虐待事件を受け、県の外部有識者で構成する検証委員会「県社会福祉審議会児童福祉専門分科会審査部会」(部会長・井村弘子沖縄国際大学教授)の初会合が15日夜、県庁で開かれた。
会議は個人情報保護のため非公開で行われた。医師や弁護士、学識経験者、県児童養護協会長ら委員5人で事件の検証作業を進める。
同委員会では年内に計4回の会議を開き、コザ児童相談所の対応や事件発生の原因究明、再発防止策などをまとめて、12月中に県へ検証報告書を提出する予定にしている。
冒頭のあいさつで県子ども生活福祉部の金城武部長は「児童相談所が関わったケースで死亡事件が起こったことに、大変重く受け止めている。子どもを守れなかったことに大変申し訳なく思っている」と陳謝。「今後、審査部会の検証で明らかにされる問題点や提言をしっかり踏まえ、再発防止に取り組みたい」と話した。