飲酒運転根絶誓う/秋の交通安全運動
取り組み強化へ出発式
21日から始まる秋の全国交通安全運動に向け18日、市中央公民館で宮古島市出発式(主催・市交通安全推進協議会)が開催された。今回は「外出は 明るい笑顔と 反射材」をスローガンに関係機関・団体の関係者ら約150人が参加し、飲酒運転の根絶や子ども、高齢者の交通事故防止に向けた取り組み強化を誓い合った。
式では冒頭に、交通事故犠牲者に対して一分間の黙とうをささげた。
主催者あいさつで下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「市においては飲酒運転の撲滅に向けた積極的な取り組みが必要で地域、職場等で『飲酒運転を絶対にしない』という機運をもっと高め『飲酒運転を絶対に許さない』という環境づくりを目指していこう」と訴えた。
宮古島署の平田英司副署長は「今年宮古地区においては統計上の24時間以内の死亡事故発生はないが、4月に80代の高齢者、7月に高校生が犠牲となる事故が発生している。さらに、重大事故に発展する飲酒運転等の悪質な違反も後を絶たない状況となっている。安全、安心な宮古地区の実現に向け引き続き協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
今回の全国重点は▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(特に、反射材用品などの着用の推進および自転車前照灯の点灯の徹底)▽後部座席を含めたすべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶-の3項目。
県独自の地域重点は、二輪車の交通事故防止(特に、若年者を含めたマナーアップの推進)となっている。
最後に、同安全協会の宮里敏男会長が子供と高齢者の交通事故防止や飲酒運転根絶など5項目を宣言した。
同運動は、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、交通事故防止の徹底を図ることを目的としている。