台湾で書道通し交流へ
鳥海君(宮高2年)に激励金/入木会
書道支援団体の入木(じゅぼく)会(奥浜善弘会長)は21日、高校生芸術文化国際交流プログラム(書道部門)で、台湾に派遣される宮古高校2年の鳥海翔冴(しょうご)君に激励金を贈呈した。奥浜会長は「すごく名誉なこと。書道を通して、さまざまな人たちと交流を深めてほしい」と話した。
同プログラムは、県教育庁の2015年度グローバル・リーダー育成海外短期研修事業で、県内からは20人の高校生が派遣される。鳥海君は派遣団のキャプテンを務める。
激励金の贈呈は、鳥海君が通う池田書道塾(池田琉風主宰)で行われ、奥浜会長から手渡された。
受け取った鳥海君は「事前研修の中でも、台湾と沖縄の書道や文化の違いに触れた。沖縄と宮古の書道環境やレベルも実感した。国際交流に参加して、宮古の書道に影響を与えられるようになれれば」と抱負を語った。
同事業は県内と諸外国の高校生の文化交流を通して相互理解を深め、互いの文化振興、文化活動の充実・発展に資する目的で、1993年から毎年実施されている。
県内から96人の応募があり、1次選考会で40人が合格。2次選考会では実技と面接があり最終的には20人が決まったという。
派遣団は28日から10月2日までの4泊5日の日程で台湾を訪れ、現地の高校生と書道を通した交流を深める。