社会・全般
2015年9月23日(水)9:05
アカハラダカに歓声/宮古野鳥の会
12羽の飛去確認/市民観察会を開催
アカハラダカ市民観察会(主催・宮古野鳥の会)が22日、下地の入江橋で行われた。好天に恵まれ、越冬地に向け南下するアカハラダカ12羽を確認した。大きな群れは観察できなかったものの、参加者は空高く舞うアカハラダカを見つけ「あそこにいる。見えた、見えた」と歓声を上げていた。
菅原里美さんは「去年は見られなかった。今年は見られて感激した。今度は近くで、キラキラと輝く群れを見たい」と話した
同会は10日から、下地入江橋でアカハラダカの飛去数調査を行っており、この日までに340羽(速報値)を確認している。
アカハラダカ 全長約30㌢の小型のタカ。中国の一部や朝鮮半島などで繁殖し、フィリピン、マレー半島、ニューギニアに南下して越冬する。
1980年に大野山林で230羽の渡りが確認された。それ以前はアカハラダカの記録は国内ではほとんどなく、台風などの影響で迷い飛来する迷鳥として扱われていた。