委員長に佐久本氏/不法投棄ごみ残存問題第1回調査特別委員会
全容解明向け協議開始
不法投棄ごみ残存問題の全容解明を目指す市議会の「調査特別委員会」は25日、市役所平良庁舎で第1回目の会合を開き、委員長には与党会派の佐久本洋介氏、副委員長には中立会派の下地智氏が就任した。委員は10人で、与党会派7人、野党・中立会派は3人となり、与党が圧倒的多数を占め、今後は与党主導で委員会運営が行われる。
指名推薦で委員長に就任した佐久本氏は「市民が今一番関心を持っている問題であり、議会には解明することが求められている。私も含め委員はしっかり腹をくくって市民の要望に応えていこう」と呼び掛けた。
同様に指名推薦で副委員長に就任した下地氏も「副委員長は委員長を支えるのが基本なので、その職責を全うしたい」と述べた。
一方で、前日の全員協議会では特別委の委員を受諾していた「宮古会」の粟国恒広氏が、特別委員会前に委員を辞退する意向を示した。
辞退について粟国氏は市議会9月定例会最終本会議前に「内部で話し合った結果、特別委に委員を出すことはできないと言うことになった」と述べ、欠員については与党会派に一任するとの見解を示した。
これを受けて、与党議員団の平良隆会長が、下地勇徳氏を粟国氏に変わる特別委の委員に推薦した。
野党からは、全員協議会で再度、粟国氏に変わる人選を求めたが、受け入れられなかった。
これで、特別委の構図は与党系が7人、野党・中立系が3人の構図となった。 今後、10月中にも第2回目の委員会が開かれ、全容解明に向けた具体的な協議がスタートする。