飲んつか~乗らんどぅ/市、警察、交安協など
飲食店回り意識高める/コースター1万枚配布
宮古島市など関係団体は29日、市内飲食店90店舗を回り、飲酒運転の根絶を訴えるコースター1万枚を配布した。宮古島まもる君とまるこちゃんのイラストを描いたハート型のコースターには「飲(ぬ)んつか~乗(ぬぅ)らんどぅ」(飲んだら乗らない)などと書き込み、飲酒運転をなくす意識の高揚を図った。
秋の交通安全運動の一環で実施。市のほか警察、交通安全協会、宮古島社交飲食業組合が参加した。
市役所で開いた出発式で下地敏彦市長は「飲みやすい季節になってきた。飲んで秋の夜長を友人と語り合うのは良いが、飲酒運転は絶対にだめ。居酒屋を中心に回って、飲酒運転撲滅の意識を広めたい」と参加者に協力を呼び掛けた。
宮古島署の瑞慶山力署長は管内の飲酒運転について報告。前年より若干多い状況にあるが、飲酒運転が絡む人身事故はここまでゼロ件とした。ただ、「数が多いということは、いつ事故が起きてもおかしくない状況とも言える。飲酒運転は犯罪なんだという意識を高めたい」と話した。
宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長は「みんなの力を発揮すれば、宮古島から飲酒運転を根絶することができる」と訴えた。
コースターの贈呈を受けた社交飲食業組合の奥平玄信組合長は「節度ある飲酒を呼び掛ける。飲酒運転の撲滅に向けて官民一体で取り組みたい」と決意した。
この後、参加者が市内の商店街に繰り出し、飲食店でコースターを配布。店主らに活用を促し、飲酒運転の根絶に向けて共に取り組むよう協力を呼び掛けた。