ガサミ漁体験で歓声
名護小5年生が伊良部で民泊
2015年度沖縄離島体験交流促進事業の一環で、名護市立名護小学校(渡久地義幸校長)5年生130人が7日、伊良部に2泊3日の民泊で来島。2日目8日は南区の入江でマングローブガサミ漁体験などを実施した。子供たちは、ガサミを通して自然の生態系の大切さを実感した。1月に伊良部大橋が開通した以降、伊良部で民泊を実施した小学校は今回で3校目。
伊良部島での民泊と農業・漁業などの体験を通して交流し、離島の魅力・重要性・特殊性を認識してもらうとともに、沖縄本島と離島の交流促進によって、離島地域の活性化を図るのが目的で行われている。伊良部漁協が窓口となって受け入れ、民家28戸が民泊に協力した。
この日の同体験では、講師にガサミの生態に詳しい吉浜崇浩さんが招かれ、分かりやすく指導した。吉浜さんは地域でガサミ養殖を行い県内外から注目されている。
同体験後、参加者らはガサミみそ汁に舌鼓を打ち、子供たちは「美味しい」と歓声を上げていた。
参加している山城サクラさんは「ガサミを見たのは初めてで、はさみが結構大きかったので驚いた」と感想を話し、ガサミみそ汁を味わって笑みをこぼした。 休憩をはさんで今度は「伊良部のおばあと交流・味噌作り体験」を実施した。
名護小の岸本五穂子教頭を団長する民泊体験学習はきょう9日午後、市伊良部公民館で離島式を行い帰路に就く。