将来の夢に一歩前進/介護職員初任研に合格
宮総実 10人に修了証明書
宮古総合実業高校(具志堅三男校長)の生徒に対する介護職員初任者研修課程修了証明書の授与式が14日、同校校長室で行われ、同研修を修了した1~3年生10人に具志堅校長から修了証明書が伝達された。将来、介護職を目指す生徒たちからは「多くのことが学べたし、これからも将来の夢に向かって頑張りたい」などの感想が聞かれた。
介護職員初任者研修とは、ホームヘルパー2級研修に代わり2013年4月から新たに始まった介護資格の新システムで、県指定の養成研修。
内容は介護・福祉に必要な知識、技術、倫理観を持ち、人間性豊かな人材を養成する講座を実施し施設、在宅を問わず介護職に必要な知識について、実践的な介護技術等について幅広く学べる内容となっている。
宮古島における高校生のための同講座は、今回が初めてで、同校からは生活福祉科9人、食と環境科1人が研修に挑み、全員が合格した。
具志堅校長は「挑戦した全員が合格してとてもうれしい。皆さんが福祉に関心を持っていることは素晴らしく、優しい心を持っているということ。その心をそのまま持ち続け、これからも頑張ってほしい」と激励した。
同研修は、6月22日から通信教育が始まり、7月24日~9月17日まで研修が行われた。
研修を終え、修了テストを合格した10人の生徒たちからは「進路を介護系に決めていたので良い経験ができた」「多くのことが学べたので将来につなげたい」「先輩たちと一緒に頑張れて最後までやり遂げることができた」などの感想が聞かれた。
研修をサポートした宮古介護福祉士の会の羽地克也さんも「修了した皆さんの感想を聞いていると本当にやって良かったと思う。この経験を良い材料にして将来に役立ててほしい」と呼び掛けた。
介護初任者研修課程修了者は次の通り。(敬称略)
【生活福祉科】1年=下地亜加莉、福里真理、渡久山華菜、下地未紗▽2年=洲鎌洸志郎、羽地麻衣、新城伊緒梨、下地ももな▽3年=砂川愛理
【食と環境科】3年=新里志樹