できることから始めよう/きょう世界食料デー宮古大会
Manamiさんが訴え
世界食料デー宮古大会(17日午後4時から市城辺公民館で開催)を翌日に控えた16日、平良第一小学校体育館で講演会が開かれた。日本国際基金飢餓対策機構大使で那覇市出身のシンガーManamiさんがフィリピン・マニラ市にある墓地の上部付近で暮らす100家族の実態を説明。「みんなお腹をすかしていた。子供たちはほとんど何も食べていない。私たちはできることから始めよう。それが最初の第一歩です」と訴えるとともに、きょう17日に開かれる同大会への参加を呼び掛けた。
1981年、「世界食料デー」は世界の食糧問題を考える日として国際連合が10月16日に制定した。今年のテーマは「生まれてきたのは生きるため…あなたの愛の手がその子のいのちを救います…」。
講演会では、同校の児童で宮古島親善大使として野原苑佳さん、瑞慶山叶夢さん、奥平花帆さん、下地煌々子さん、中尾心美さんの5人が紹介された。5人とも改めて活動に意欲を見せていた。
Manamiさんは、CMソングで馴染みの「シャングリラ」を歌い、児童591人の手拍子を誘った。
この日はまるちくタクシーが協力募金を贈呈。また城辺中学校でも同様の講演会が開かれた。