潤い安らぎ環境確保/県・市、造園業者など
カママ嶺公園を美化/都市公園愛護活動の一環
都市緑化月間(10月)の都市公園等愛護活動の一環として、宮古土木事務所、市、県造園建設業協会宮古支部は16日、平良のカママ嶺公園で清掃活動を実施した。県、市、造園業者、建設業協会、宮古地区測量設計協会の関係者ら100人余が参加。市民や観光客らが緑豊かな中で、安全・安心で利用できる潤いと安らぎの環境を確保した。
県は、毎年10月を緑豊かな町街づくりを推進するため同月間と位置づけている。住民の理解と協力の下、住民参加による都市公園等愛護活動を展開している。
全国統一テーマは「ひろげよう育てよう、みどりの都市」。県のサブテーマは「めんそーれ 美ら島の花と緑のおもてなし」。
開会式で、同事務所の小橋川透所長は「宮古の人はもてなしの心が厚いと言われている。都市景観の向上を図ることによって、宮古を訪れる人にもてなしの気持ちが伝わればと考えている。安全には十分気をつけて作業に当たってほしい」と激励した。
市建設部の下地康教部長は「公園には緑を増やすだけでなく、その緑を管理することも大事である」と強調した。同宮古支部の仲間弘支部長は「緑には防災上においても大きな役割がある」と述べた。
参加者らは、各グループごとに分かれた。鎌や草刈り機で伸びている雑草を刈り取り、のこぎりで樹木を剪定した。
参加した建設業協会の長田幸夫支部長は「市民の憩いの場が快適な環境になって良かった。今後とも都市緑化月間の活動には協力していく」と前向きな姿勢を示した。