各地区の代表牛が到着
県畜産共進会 25日本番
25日に行われる第41回県畜産共進会に出品される沖縄本島や八重山からの各地区代表牛が20日夕、平良港に到着した。代表牛は、コンテナなどから降ろされた後、トラックで次々と共進会会場のJAおきなわ宮古家畜市場に運ばれた。宮古開催は34年ぶり。県内から集まった宮古代表牛10頭を含む約頭が体型などの美を競う。
沖縄本島の代表牛を乗せた貨物船は、19日夜に那覇を出港。石垣を経由し八重山代表牛を乗せて、ほぼ1日掛かりで平良港に着いた。
うるま市から参加する安慶名米昭さんは「長旅で少し船酔いぎみだが、本番までには体調も戻るだろう。宮古も毎回、同じリスクを背負って共進会に参加している。リスクがあるからこそ、それをはね返して上位入賞したい」と話した。
安慶田さんは、2年前に農林水産大臣賞を受賞。団体優勝も経験しており「今回ももちろん狙いたい」と意気込みを示した。
一部の宮古代表牛は、会場の雰囲気に慣れさせるためすでに共進会会場に運ばれている。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター長で、自ら育てた牛が代表牛となった砂川辰夫さんは「宮古の牛が優秀だということを県内外にPRする絶好のチャンス。地元開催の地の利を生かして団体優勝、さらには農林水産大臣賞を狙いたい。体調管理など万全を尽くして臨みたい」と語った。