「中学校の統合が先決」/市学校規模適正化検討委座談会
委員から活発な意見
市学校規模適正化検討委員会(委員長・川上哲也教育長)の第4回会合が21日、市中央公民館で行われる予定だったが委員の参加人数が定数に達せず会合は来月中旬に持ち越しとなった。しかし、集まったメンバーで座談会が行われ、議題として示される予定だった中学校の統合について意見を交換。委員からは「まずは中学校の統合を先に行った方が良い」との意見が相次ぎ、小学校については存続を求める声が多かった。同議題については次回の会合で再度協議される。
一方で、小中併置校については否定的な意見が相次いだ。その理由としては「中学生の教育環境について少ない人数での個人教育で学力向上は図られるが社会性が育たない」との意見が出された。
また「中学生の時期は人間関係づくりも大切で、小学生や幼稚園児と接するよりも同年代の生徒たちと切磋琢磨する方が学習意欲も向上する」などが指摘された。
そのほか委員からは、中学校を統合する場合の案として伊良部地区の佐良浜と伊良部の両中学校を統合する案も出された。
さらに城辺地区については城辺、西城、砂川、福嶺の4中学を一つにして適正規模にする案も出された。
一方、小学校については、地域の存続を求める声も強く少人数でも存続すべきとの意見が多かった。